日本ハム・矢沢 家族の前でリアル二刀流デビュー 左翼→投手で1回零封

[ 2023年6月3日 06:00 ]

交流戦   日本ハム8-2巨人 ( 2023年6月2日    東京D )

<巨・日>9回から登板した矢沢(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 日本ハム・矢沢がリアル二刀流デビューを飾った。8回守備から左翼で出場し、6点リードの9回に登板。最速145キロも記録して1回1安打無失点に抑えた。母・香さん(46)、姉・咲来さんも観戦した試合で、プロ2度目の登板が初の投打同時出場となり「急に(登板を)言われたけど、ある程度のパフォーマンスが出せた」と笑った。

 本人の言葉通り登板予定はなかった。決まったのは8回。新庄監督が「僕、東京ドームが大好き。この舞台で投げてくれんかと急きょ用意してもらった」と明かす。06年4月18日のオリックス戦でサプライズで引退発表するなど指揮官も思い出の球場。突然の打診だったが期待に応えた。

 投手以外の守備位置からの登板は、13年の日本ハム・大谷(現エンゼルス)以来10年ぶり。矢沢にとっても思い出の球場となった。

 ≪大谷以来10年ぶり≫矢沢(日)が5月21日オリックス戦以来プロ2試合目の登板。この日は8回から左翼で出場し9回から救援した。投手以外の守備位置に就いた後、マウンドに上がるのは大谷翔平(日)が13年8月18日のソフトバンク戦に右翼で先発出場し8回から登板して以来10年ぶりとなった。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月3日のニュース