阪神・大竹、目指せ!史上初の快挙 育成出身「全球団制覇」に残るは古巣のみ 最速達成にも期待

[ 2023年6月3日 07:00 ]

<神・ロ 雨天中止>ジャベリックスローを行う大竹(撮影・成瀬 徹)
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 【タイガース データ】現在開催中のセ・パ交流戦で、「全球団から勝利」達成に王手をかけている阪神の西勇と大竹の2人。ともに古巣からの勝利が条件で、西勇のオリックス戦は13~15日、大竹のソフトバンク戦は16~18日に開催される。

 かつてはセ・パ両リーグで2球団ずつの所属が最低条件だった記録。交流戦開始の05年以降はリーグを問わず2球団の所属で達成可能となり、達成19人中、16人が05年以降とハードルは下がった。しかし05、06年の36試合制(3連戦2カードずつ)、07~14年の24試合制(2連戦2カード)、15年以降の18試合制(3連戦1カード)と試合、カードの減少にともない、ローテで登板機会の限られる先発投手は再び難易度がアップ。15年以降の達成者は2人だけだ。

 特にリーグをまたいだ2球団所属での達成は古巣との対戦がネックになる。西勇は阪神移籍の19年、オリックス戦初登板で敗戦投手。20年はコロナ禍で交流戦自体が中止。21年は1試合で勝敗つかず。22年は登板機会なしと4年も足踏みしている。今回こそ達成なるか。

 一方、昨オフの現役ドラフトで阪神に移籍した大竹はソフトバンク戦未登板。ここまで11球団には別表のとおり無傷で初勝利しており、史上初の全球団白星先行での達成に期待したい。さらに現在通算42試合、16勝で久保康友の110試合目と林昌範の20勝目を更新する最速達成も濃厚。加えて、現18試合制交流戦の15年以降の入団と、育成ドラフト出身でも初の達成の記録的快挙が狙える。 (記録担当・桐山 章)

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