楽天・藤平尚真が1434日ぶり白星 「長い間応援ありがとう」 6年目、15度目の先発で本拠地初勝利

[ 2022年8月21日 20:02 ]

パ・リーグ   楽天1―0ロッテ ( 2022年8月21日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>本拠地初勝利の藤平(左)と好リリーフの宮森(撮影・長久保 豊)
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 楽天の藤平尚真投手(23)が21日のロッテ戦(楽天生命パーク)で先発し、5回1/3を1安打無失点に抑え、18年9月17日のロッテ戦以来、1434日ぶりの白星を手にした。チームは2カード連続勝ち越しで、貯金を5とした。

 楽天生命パークではプロ6年間で16試合に登板、14試合に先発しながら、0勝9敗だった。本拠地初白星のウイニングボールを手渡された藤平はお立ち台で「1試合も負けられない戦いの中で、こういう機会を任されて、何としてもゼロに抑えるという気持ちでマウンドに上がっていた。とても長かったですけど、とてもうれしいです。こうやってファンの方たちがずっと応援してくれていたので、こういう1勝がつかめたのかなと思います。(本拠地のお立ち台は)最高です」と笑顔で語った。

 最速151キロの直球に、37歳・岸の助言から生まれたチェンジアップがさえ、計7三振を数えた。4回の山口、5回の安田はいずれも新球で空振り三振。「岸さんから聞いたことを自分の中で生かし、今まで違う奥行きのあるチェンジアップを勝負球に使えました」と感謝した。

 横浜高から16年ドラフト1位で入団した藤平は、1年目の17年に3勝、18年に4勝を挙げており、プロ通算8勝目だが、楽天生命パークでは、過去0勝9敗。本拠地では初勝利となった。

 「1年目から長い間、応援ありがとうございます。ここからチームのために全力で腕を振って頑張ります。応援よろしくお願いします」。ようやく声援を送り続けてくれた本拠地のファンに感謝のメッセージを伝えられた。

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