西武、盤石投手リレーで陥落危機回避 本拠地大好きエンスが今季ベルーナD7勝目

[ 2022年8月21日 20:23 ]

パ・リーグ   西武3-1オリックス ( 2022年8月21日    ベルーナD )

<西・オ21>初回を抑え神に感謝しながらベンチに戻る西武先発のエンス(撮影・篠原岳夫)
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 2連敗中の西武は、オリックスとの競り合いを制して連敗ストップ。日本ハムを下した2位・ソフトバンクとのゲーム差0.5を辛うじて保ち、首位をキープした。

 20日に今季13度目の零敗を喫した西武だったが、この日は先制パンチに成功した。初回、源田の安打と森の四球でチャンスを迎えると、山川が左前に弾き返す。源田が生還し先制。オリックスの新人・椋木にプロ初失点を浴びせると、さらに椋木の暴投で追加点。2点を先制した。

 2回に源田と森の連打で椋木をマウンドから引きずり下ろしたが、その後はオリックスの小刻みな継投を攻めあぐねる。追加点は5回、1死一、三塁から柘植が比嘉の直球を右前にしぶとく運んだ適時打のみ。7回は2死二塁。外崎の中前打で二走・熊代が本塁を狙うも好返球にタッチアウト。8回は2番・源田から始まる好打順も得点に至らなかった。

 しかし、西武投手陣には2点のリードで十分だった。先発はエンス。前回14日の楽天戦(楽天生命パーク)は降雨中断後に突如崩れ、逆転負けを喫するきっかけをつくった。しかしこの日は、今季6勝を挙げているベルーナD。2点の援護をもらった2回は頓宮にソロ本塁打を浴びるも、その後はスコアボードに0を積み重ねていく。5、6回と3人で抑えたところでお役御免。鉄壁の救援陣にマウンドを譲った。

 7回は水上、8回はスミス、9回は増田が締めて連敗脱出。エンスは6回3安打無四球1失点で8勝目を挙げ、ベルーナDだけで7勝と相性の良さを証明した。試合前にソフトバンクが勝利したことで、負ければ首位陥落となる一戦だったが、自慢の投手リレーでひとまず危機を回避。「WILDWILDユニホーム」を着用して戦う夏の大型企画「ライオンズフェスティバルズ2022」の最終日を白星で飾った。

 ▼西武・エンス(6回無四球1失点で8勝目)まず自分の全力を出して、投球できるようにマウンドに上がった。味方が早い回から得点してくれたので、リラックスして投げることができた。柘植が凄く良いリードで守ってくれていたので助けになった。

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