阪神・佐藤輝 巨人粉砕弾で今年も藤浪をアシスト 自己最長の4戦連続打点「長く続けられるように」

[ 2022年8月21日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―1巨人 ( 2022年8月20日    東京D )

<巨・神>3回、佐藤輝が中越えに2ランを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 これぞ主砲の一振りだ!佐藤輝が3試合ぶりの18号2ランで、藤浪の今季初白星を呼び込んだ。

 「いや~、いい手応えだったので、長打になるかなと思ったんですけど。入ってよかったです」

 1点リードの3回2死一塁。1打席目に仕留め損ねた堀田の直球を、今度は逃さなかった。乾いた打球音とともに描かれた放物線が、バックスクリーン左に着弾。会心の一発で自己最長の4戦連続打点へ伸ばし、69打点は並んでいた巨人・岡本和を抜いてリーグ単独3位に浮上した。

 「打点がチームの勝ちにつながると思うので、続けていきたい。(状態が)よくなったり悪くなったりなので…。いい状態を長く続けられるように頑張ります」

 昨季も同じように本塁打で藤浪の初勝利を引き寄せていた。4月9日のDeNA戦で横浜スタジアムの場外に飛ばす特大アーチ。藤浪を「もう、ドン引きです」と驚愕(きょうがく)させた圧巻の一発に続き、今季も強打で白星をもたらした。「(先発投手を勝たせたいと)それは毎日思っていることですけどね」と笑いつつ、「今日はいい結果になったのでよかった」と充実の表情を浮かべた。

 前日の3打点に続いて宿敵に痛烈な一撃を浴びせ、巨人には3年連続だった03~05年以来の2年連続勝ち越しをもたらした。最近5試合で打率・333(21打数7安打)、2本塁打9打点。一時の不振を乗り越え、再び上昇気流に乗った。(阪井 日向)

 《巨人に2季連続勝ち越し》阪神が巨人に連勝。今季の対戦を13勝7敗とし、5試合を残してカード勝ち越しを決めた。昨季と2年連続は03~05年の3年連続以来。さらに4月15~17日の甲子園から巨人に6カード連続の勝ち越し。これは52年のフランチャイズ制導入以降で、09年の5カード連続を上回る球団新記録。この間に達成した東京ドームの巨人戦3カード連続勝ち越しも、09年と21年に並ぶ球団記録となった。なお同球場では今季7勝4敗。きょう21日も勝って8勝目なら04、07年に並ぶ東京ドームの巨人戦最多勝利になる。

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2022年8月21日のニュース