ソフトバンク・和田 5回1失点で今季4勝目 中継ぎ陣に感謝「自分がヒーローではないと…」

[ 2022年8月21日 18:09 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー1日本ハム ( 2022年8月21日    ペイペイD )

<ソ・日>ヒーローの野村勇(左)と和田は笑顔でポーズ(撮影・岡田 丈靖)         
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 2位ソフトバンクは21日、本拠(ペイペイドーム)で最下位・日本ハムに5―1で下し3連勝。野村勇内野手が2本塁打を放って2桁到達の10号とし、1939年鶴岡一人(南海)の球団の新人最多本塁打記録に並んだ。先発の和田毅投手は5回1失点で今季4勝目をあげた。

 先発・和田は、初回から上々の立ち上げをみせ、4回まで無失点に抑えた。5回には1死三塁から中島に犠飛を許し、この日はじめて失点を許した。6回からは甲斐野、嘉弥真、松本、藤井、モイネロが継投。和田は5回3安打1失点で降板し、今季4勝目を手にした。

 試合後のインタビューで和田は、「自分がヒーローではないと思っているんですけど、(継投した)嘉弥真と松本の方から“自分に出てください”っていうことで、ここに代理で上がらせてもらって…」と照れ笑い。「あと嘉弥真が、“きょう髪の毛を切りに行く”って言うので、時間が無いということで自分が上がらせてもらっています」と続けた。

 継投してくれた中継ぎ陣に対して、「頼もしいかぎりで、自分は5回でいっぱいいっぱいだったので、中継ぎの皆さんがいないと自分は勝つことが出来ないので感謝しています」とコメント。登板を振り返って、「前回、あまり調子が良くないなかで(甲斐)拓也のリードに引っ張ってもらって、味方が点を取ってくれて、なんとか5回までという気持ちで必死に投げました」と話した。

 和田は、今月16日に母校・浜田の試合を同校OBである梨田昌孝氏、清水雅治氏と並んで現地で観戦。甲子園で母校の後輩達がプレーする姿をみて、「終始、浜田高校が試合的には劣勢だったんですけど、向かっていく気持ちをずっと出し続けながら最後の9回3アウトになるまで諦めない姿を見て、自分も感銘を受けました。あの姿っていうのは、野球少年にとっての原点だと思うので、あの姿を見れて現地まで行かせてもらって良かったなと思いました」と振り返った。

 最後には「1試合1試合が大切な戦いになってくるので、今日のように調子悪い中でもチームに貢献できるように気持ちを込めて投げていきたいと思います」と意気込んでいた。

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