巨人シューメーカー、2カ月ぶり勝利ならず 初回2失点、5回途中10安打3失点KO

[ 2022年8月21日 15:44 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年8月21日    東京D )

<巨・神>初回、佐藤輝に先制適時打を浴びるシューメーカー(撮影・村上 大輔)
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 巨人の新助っ人右腕、マット・シューメーカー投手(35=米国)が阪神戦(東京D)に先発登板。初回いきなり2点先制を許すなど5回途中10安打3失点(自責2)KOされ、6月25日のヤクルト戦(神宮)以来6試合&57日ぶりとなる来日5勝目を逃した。

 初回、1番・中野にスライダーを中前打されると、2番・島田の打席で一塁へ自らけん制悪送球。いきなり無死二塁のピンチを背負った。島田は打ち取ったものの、3番のロハス・ジュニアには直球を左前打されて1死一、三塁。4番・佐藤輝にはスプリットを左翼線に弾き返されて1点先制を許した。

 ここで桑田投手チーフコーチがマウンドへ向かって一息入れたが、5番・大山にはスライダーを三塁への内野安打とされて1死満塁とさらにピンチを広げ、6番・糸原の中犠飛で2失点目。佐藤輝の三盗失敗でこの回はそれ以上失点しなかったが、2回も先頭の7番・木浪、8番・梅野に連打されて無死一、二塁。犠打で1死二、三塁となってから後続を打ち取って失点は阻止したが、不安定なマウンドが続いた。

 0―2で迎えた4回には1死から梅野に右前打されると、犠打で2死二塁となった後で中野をストレートの四球で歩かせて一、二塁。島田に投げたスライダーを中前適時打とされて3点目を失った。そして、0―3で迎えた5回には1死から大山に3打席連続安打となる左前打を許し、2死後、木浪にストレートの四球を与えて一、二塁。ここで原辰徳監督(64)がベンチを出て2番手右腕・赤星へスイッチとなった。なお、赤星は4球で梅野を打ち取り、この回の失点を阻止している。

 シューメーカーの投球内容は4回2/3で打者25人に対して86球を投げ、10安打3失点(自責2)。2三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは147キロだった。

 前回登板した14日の広島戦(東京D)では5回5安打無失点と好投。6月25日のヤクルト戦(神宮)以来50日ぶりとなる来日5勝目の権利を得て降板したが、2番手左腕・井上が7回に追いつかれて白星の可能性が消滅し、5戦勝ちなし3連敗となっていた。

 ▼シューメーカー テンポよく長いイニングを投げられずに残念です。チームが逆転できるように応援したいです。

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