【大谷と一問一答】無援護の中で…悔やんだ7回「1点も許されないっていう難しさはある」

[ 2022年7月23日 12:52 ]

<ブレーブス・エンゼルス>6点を失い7回途中で降板する大谷(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が22日(日本時間23日)、敵地アトランタで行われたブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で出場。1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶり「2桁本塁打&2桁勝利」の偉業達成がかかったが、6回1/3を6安打6失点で降板して10勝目はならず。偉業達成はお預けとなり、チームは1-8で敗れて4連敗。借金は今季最多15となった。大谷自身の連勝も6で止まった。

 2回にはメジャー自己最速の101・2マイル(約163キロ)をマーク。5回の打席では左足先に死球を受けるアクシデントもあったが、直後のマウンドでは1死から連続で空振り三振に仕留める意地を見せた。6回先頭のアーシアを空振り三振させて5戦連続2桁奪三振に到達し、6回までに11三振を奪った。日本人投手では95年の野茂英雄を越える5試合連続2桁奪三振で日本人新記録となった。

 しかし、大谷自身も無安打に倒れるなど打線が振るわず、0-0で7回に突入。先頭に四球を許すと、ここからブレーブスの猛攻を浴びた。オルソンに2ランを被弾し、その後も連打を許すとアーシアにも左越え2ランを浴びた。今季自己ワーストの1イニング6失点を喫し、7回途中で降板した。チームはここまで大谷が登板しない試合で13連敗していたが、ついに大谷も黒星を喫した。

 以下、試合後の大谷との一問一答。

 ――勝ちはつかなかったが、5試合連続、8度目の2桁奪三振
 「空振りもとれてましたし、球数の調整もできていたと思います。ラストイニングだけが悔やまれるかなと」

 ――完璧さを求めすぎて最後ああいう形になってしまった?
 「うーん…まあでもどっちもホームランは失投なので。そこらへんは甘く入ったらしっかり振ってくるのが上位のチームかなと思いました。それ以外はそれなりにいいところに投げて、たまたまヒットになったのかなと思う。本当に最後の回だけが悔やまれるなと思います」

 ――7回は何が起きた?
 「先頭のフォアボールが痛かった。こっちの攻撃が打ちあぐねてチャンスは作ってるけど得点できないという悪い流れの中で、先頭をしっかり切れなかったっていうのが一番かなと思います」

 ――打線の援護がない状態で0-0の試合を投げ抜く難しさは
 「うーん…まあ1点も許されないっていうそういう難しさはありますけど、シンプルに今日は先制点とった方が後半ほぼほぼ勝てる確率が高くなるというところで、2点ホームランでとられてしまったのは、今のウチにとっては重い2点だったのかなと思います」

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