JR西日本が延長サヨナラ勝ち 3番・土居が決めた 田村亮監督「この1勝は選手全員の自信に」

[ 2022年7月23日 14:31 ]

第93回都市対抗野球大会第6日 1回戦   JR西日本3―2四国銀行 ( 2022年7月23日    東京ドーム )

都市対抗野球  <JR西日本・四国銀行>タイブレークの延長10回、サヨナラ打を放った土居を祝福するJR西日本ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 4年ぶり出場のJR西日本が劇的な延長サヨナラ勝ちで1回戦最後の試合を締めくくった。

 2―2のまま今大会初めての延長タイブレーク(無死一、二塁から開始)に突入。表の攻撃は2死満塁まで詰め寄られたが2番手末野が抑え無失点で切り抜ける。その裏、送って申告敬遠で1死満塁。ここで打席に立ったのが3番土居だった。広島新庄から入社して3年目の20歳。初の全国大会で1打席目は緊張から三振に倒れたが、5打席目となったこの場面は「1死満塁で自分に打席が回ってくると想定していた。俺が決めてやると思って打席に立った」と2球目のストレートを中越えにサヨナラ打。ナインからもみくちゃになりながら最高の笑顔を見せた。

 田村亮監督は「アイツは思い切りがあるから信頼して送り出した」と殊勲の男を称えた。監督として初のドーム勝利。「この1勝は選手全員の自信になる。厳しい戦いは続くが全員で戦っていきたい」と5年前に出場した89回大会のベスト8以上を狙っていく。

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