巨人「第89代4番」岡本和 ミスターばり!記念試合での一発で連勝神話継続「この6連戦大事」

[ 2024年5月4日 05:29 ]

セ・リーグ   巨人8-5阪神 ( 2024年5月3日    東京D )

長嶋茂雄DAY <巨・神>2回、2ランの岡本和(右)は吉川とハイタッチ (撮影・西川祐介)
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 使命を果たした「第89代4番」の岡本和は「本当に長嶋さんの日というゲームで、勝ててよかった」と胸をなで下ろした。

 1959年6月25日に行われた天覧試合で2本塁打を放った「第25代4番」のように、特別な一戦でアーチを描いた。4―1の2回2死二塁から左翼席中段へ5号2ラン。見逃せばボールだった高めの138キロ直球をフルスイングした。記念試合にふさわしい一発。東京ドームは大歓声に包まれた。

 試合前にナインは背番号3のシャツで練習。試合では右袖に「3」が入った特別ユニホームで挑んだ。岡本和の登場曲も“特別仕様”だった。本塁打を放った第2打席と第4打席は長嶋氏が題材となったサザンオールスターズの「栄光の男」を使った。長嶋氏にタッチされた選手は大成するという「ミスター神話」で、プロ2年目の16年2月、春季キャンプで受けた初指導の際に右肩に触れられた。18年に4番に就任し、昨年までは長嶋氏と同じ「4番・三塁」を務めた。

 今季の本塁打試合はこれで5戦5勝。「勝てて良かった。相手は首位ですし、この6連戦大事だと思うので頑張りたい」。守備位置は一塁に替わっても、しっかりと「巨人の4番」の系譜を継いでいる。 (小野寺 大)

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