楽天 西武と4時間超え“熱戦”も延長12回決着つかず…今季2度目の引き分け

[ 2022年7月23日 22:22 ]

パ・リーグ   楽天3―3西武 ( 2022年7月23日    ベルーナD )

<西・楽>険しい表情の石井監督(撮影・尾崎 有希)
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 4位・楽天は23日、敵地(ベルーナD)で2位・西武と対戦。3―3のまま4時間20分を超える熱戦となるも延長12回決着つかず。今季2度目の引き分け(43勝42敗2分け)で3月27日以来の貯金0となる“危機”をひとまず回避した。

 打線は4回、2死走者なしから島内がバックスクリーンに飛び込む7号先制ソロ。島内にとってこれが通算1000本安打達成(史上312人目)となり、球団生え抜きでは銀次に次ぐ2人目の快挙となった。さらに岡島にも適時打が飛び出すなど、この回2点を先制した。

 先発の田中将は5回まで許した安打は1本のみ。初回から安定感抜群の投球を披露。6回には無死二塁のピンチを迎えたが後続を封じ無失点。10球粘られた源田との対戦では力の入った投球でこの日最速の153キロをマーク。最後は144キロのスプリットで一ゴロに打ち取った。

 しかし7回、2死満塁とされると川越に右前2点適時打を浴び2―2の同点に。さらに2死一、三塁から柘植に投じた2球目が暴投となり、三走・外崎に本塁へ生還され逆転を許した。

 1点を追いかける打線は直後の8回、武藤が2番手・平良から右翼ポール際へ飛び込む同点1号ソロ。プロ3年目にして初の本塁打が田中将の黒星を消す千金弾となった。

 試合は3―3のまま延長戦にまでもつれたが決着つかず。10回には4番手のブセニッツが2死三塁と一打サヨナラの場面を迎えたが源田を二ゴロに封じ無失点。一塁のアウト判定は“微妙”だったため辻監督からリクエストを要求されたが、判定は変わらず。

 延長12回には逆に2死三塁と勝ち越しのチャンスを作ったが、武藤が一ゴロに倒れ得点ならず。最後はイニングまたぎとなった“守護神”松井が無失点で締め、引き分けに持ち込んだ。

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