関本賢太郎氏 阪神・佐藤輝よ今の構えを維持せよ 背筋の取り方、骨盤の角度…これまでの中でも一番良い形

[ 2022年7月23日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6―3DeNA ( 2022年7月22日    甲子園 )

関本賢太郎氏
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 【関本賢太郎 視点】佐藤輝は、この日の打席での構えを大切にしてほしい。ネット裏からでも、凄く良い形で打席に立っていると見えていた。背筋の取り方といい、骨盤の角度といい、これまでの中でも一番良い形だと思う。フォームをいろいろ試すタイプだが、本人も今の形には手応えを感じているはず。試行錯誤してたどりついた形を、持続することが必要だ。

 打球角度21度でバックスクリーン左まで運んだ打球は、佐藤輝ならではの一打。第1、2打席の左飛も紙一重でタイミングは合っていた。良い姿勢が、良い打撃につながる。甲子園のセンターでも入るのだから、強引にいかずに自分の持ち味を出すことに集中してほしい。

 試合で特筆したいのは2番に入った山本の4回の打席だ。直前に先制される嫌な流れの中、2球で追い込まれながらも、押したり引いたりの打席で、9球粘って四球で出塁。これが大山の逆転2ランを呼んだ。MVP級の仕事だった。(スポニチ本紙評論家)

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2022年7月23日のニュース