近鉄最後の球団代表、足高圭亮が死去 69歳 01年リーグ優勝に貢献

[ 2022年7月23日 04:45 ]

足高圭亮氏

 近鉄バファローズで球団代表を務めた足高圭亮(あしたか・けいすけ)氏が21日午前9時半、肝臓がんのため大阪市天王寺区の病院で死去した。69歳。奈良県出身。オリックスが22日に発表した。葬儀、告別式は家族葬で行う。喪主は長男雄哉(ゆうや)氏。

 近鉄で編成部長、球団本部長、球団代表などを歴任した足高氏は2001年には球団取締役として1歳下の梨田昌孝監督を支え、2年連続最下位からのリーグ優勝に貢献。看板の「いてまえ打線」に加え、99年ドラフト5位で獲得した岩隈久志ら若手が台頭。最後は前年オフにトレード獲得した北川博敏が代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放った。

 02年オフの中村の阪神、巨人、大リーグを巻き込んだFAの際にも球団の交渉役として尽力し、最終的には慰留に成功した。04年オリックスとの合併時には、最後の球団代表として諸問題の解決に力を注いだ。球団合併後は関連会社の奈良国際ゴルフ倶楽部で支配人などを務めた。強面だが、チーム愛と人情味にあふれる熱いフロントマンだった。

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2022年7月23日のニュース