大谷翔平 敗戦も規定投球回数到達で奪三振率リーグトップに 両リーグ最多の1シーズン8度目2桁奪三振

[ 2022年7月23日 13:39 ]

インターリーグ   エンゼルス1-8ブレーブス ( 2022年7月23日    アトランタ )

<ブレーブス・エンゼルス>ブレーブス打線相手に力投する大谷(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

  エンゼルスの大谷翔平投手(28)が22日(日本時間23日)、敵地アトランタで行われたブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で出場。1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶり「2桁本塁打&2桁勝利」の偉業達成がかかったが、6回1/3を6安打6失点で降板して10勝目はならず。偉業達成はお預けとなり、チームは1-8で敗れて4連敗。借金は今季最多15となった。大谷自身の連勝も6で止まった。

 2回にはメジャー自己最速の101・2マイル(約163キロ)をマーク。5回の打席では左足先に死球を受けるアクシデントもあったが、直後のマウンドでは1死から連続で空振り三振に仕留める意地を見せた。6回先頭のアーシアを空振り三振させて5戦連続2桁奪三振に到達し、6回までに11三振を奪った。日本人投手では95年の野茂英雄を越える5試合連続2桁奪三振で日本人新記録となった。

 しかし、大谷自身も無安打に倒れるなど打線が振るわず、0-0で7回に突入。先頭に四球を許すと、ここからブレーブスの猛攻を浴びた。オルソンに2ランを被弾し、その後も連打を許すとアーシアにも左越え2ランを浴びた。今季自己ワーストの1イニング6失点を喫し、7回途中で降板した。チームはここまで大谷が登板しない試合で13連敗していたが、ついに大谷も黒星を喫した。

 一方、この試合で6回を投げ切り、開幕直後を除いて初の規定投球回数に到達。今季8度目の2桁奪三振は両リーグトップで、奪三振率12・92はリーグトップの数字。また、防御率2・80はリーグ9位となった。

 二刀流をこなしていく中で規定投球回に到達したことについて大谷は「長い回を投げることが仕事ですし、100球くらいはどんな状態でもいかないといけないので。本来ならあの球数なら8回、9回までいかなきゃいけないような試合展開でしたけど、なかなかそうできなかったことが悔やまれるところです」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月23日のニュース