【リーグワン】横浜は4位終戦もSO田村「去年の3位よりもチームの成長を感じる」

[ 2024年5月25日 17:58 ]

ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント3位決定戦   横浜33―40東京SG ( 2024年5月25日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東京SG・横浜>前半、小倉がトライを決め田村が大喜びで抱える(撮影・篠原岳夫)
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 横浜は昨季と同じ顔合わせとなった3位決定戦に敗れ、4位でシーズンを終えた。一時は19点と大量のリードも、後半は4トライを許し逆転負け。沢木敬介監督は「負けたのは全部俺の責任。選手は最後も同点じゃなくて、トライを狙いに行った。最後まで自分たちのスタイルを信じてやったことは、価値あること」と選手の戦いぶりを称えた。

 WTB松井がハットトリックを決めるなど、後半3分の時点でリードは19点。試合の大勢が決したかに思われたが、その後はセットプレーで連続トライを許し、残り5分でついに同点に。終了間際、敵陣10メートルライン付近の左でSO田村をサポートした途中出場のFB普久原が、パスを受ける直前にまさかの転倒。こぼれ球を拾われ、決勝トライを許した。

 指揮官も「最後はドリフみたいな終わり方をした」と苦笑いも、日大の後輩でもある23歳に「あいつもプロ。いい勉強になったと思う。ミスがどうとか言わない」と責めず。ゲーム主将を務めた田村も「彼が消えました。これも経験。素晴らしい才能を持った若手。引きが弱いかも知れないが、これから練習すれば、あの場面でトライを取れるようになる」と期待した。

 旧トップリーグ時代を含めて過去最高の3位だった昨季からは順位を下げたが、SHデクラークの故障離脱など大きな試練を乗り越えての2季連続プレーオフは価値がある。沢木監督も「ケガ人がいたが、ギリギリを耐えてトップ4に入れたことは成長」と言えば、田村も「去年の3位よりもチームの成長を感じるし、うれしさがあるかも知れない。優勝するために、必要な段階を踏んでいるんじゃないかと思う」と手応えを口にした。

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