優勝争い単独トップで千秋楽に臨む大の里 小結Vで出世は確実!?

[ 2024年5月25日 20:31 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2024年5月25日    両国国技館 )

<大相撲夏場所14日目>激しくぶつかる湘南乃海(左)と大の里(撮影・藤山 由理)
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 新三役の小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が東前頭10枚目の湘南乃海(26=高田川部屋)を押し出して3敗をキープした。優勝争い単独トップで千秋楽は4敗の関脇・阿炎(30=錣山部屋)と対戦する。

 戦後、小結で優勝したのは6人。1957年夏場所の安念山は関脇が最高位だった。以降の5人は全て横綱、大関へ昇進した。

 74年九州場所の魁傑は7日目に横綱・北の湖を破るなど12勝3敗。決定戦でも再び北の湖を破り初優勝した。翌75年初場所後に大関昇進した。最高位は大関。

 92年秋場所の貴花田(2度目の優勝)、93年春場所の若花田(初優勝)はともに、この優勝を足場に大関昇進し、最終的に横綱まで出世した。

 2000年夏場所の魁皇は横綱・貴ノ花、大関・出島、千代大海、貴ノ浪を破るなど14勝1敗で初優勝。同年名古屋場所後に大関昇進を果たした。

 18年九州場所の貴景勝は初日に横綱・稀勢の里、2日目に大関・豪栄道を破って勢いに乗った。14日目に直接対決で大関・高安に敗れ、2敗で並ばれたものの、13勝2敗で初優勝した。これを足場に翌19年春場所後に大関へ昇進した。

 小結は上位陣と総当たり。しかも最近の傾向では場所前半に元気な横綱、大関陣と対戦する。その地位で優勝という最高の結果を出せるのなら、出世は当然とも言える。まだ大銀杏を結えない大の里の千秋楽は大いに注目だ。

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