旭海雄が7戦全勝で三段目優勝決定戦へ 日体大同期の阿武剋、大の里と同時Vへ「できたら一番うれしい」

[ 2024年5月25日 07:50 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2024年5月24日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所13日目>伊波をすくい投げで破る旭海雄(左)(撮影・西海健太郎)
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 西三段目87枚目の旭海雄(24=大島部屋)が、序二段で全勝だった伊波(23=尾上部屋)を下して7戦全勝とした。低い攻めから中に入って前に出ながらの左すくい投げ。デビュー3場所目で初めての7連勝を飾り「(全勝は)特に意識してなかった。落ち着いて相撲取れている」と振り返った。

 16年春にチョイジルスレン(現十両・阿武剋)と同じ飛行機でモンゴルから来日。ともに神奈川・旭丘高に相撲留学した。高校卒業後は日体大へ進学。相撲部同期にはチョイジルスレンと中村泰輝(現小結・大の里)もいた。13日目を終えた時点で、大の里は幕内で、阿武剋は十両でそれぞれ優勝争いのトップに立っている。日体大同期3人で幕内・十両・三段目のトリプル制覇にも期待がかかる。千秋楽の三段目優勝決定戦に進出する旭海雄は「同級生3人で一緒に、それができたら一番うれしいですね」と胸を高鳴らせた。

 その後に行われた三段目全勝対決は、入門11年目のモンゴル出身・佐田ノ輝(28=境川部屋)が千代大豪(26=九重部屋)を下した。危険な“フルスイング張り手”でこれまで何人もの相手を脳振盪させてきた千代大豪に対し、佐田ノ輝はすぐに二本差して相手の得意を封じて一気の寄り。「突き放されないように中に入ろうと思った」と狙い通りの快勝だった。

 佐田ノ輝は、19年秋場所で三段目優勝を果たして以来約5年ぶりの7戦全勝。しかし本人は取組後に「全勝は初めて。6連勝は3回ぐらいあるけど」と話しており、なぜか自らの優勝経験を忘れているようだった。

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