若隆景が1敗対決制して十両V王手!「自分の相撲に集中できている」阿武剋と遠藤にも逆転Vの可能性

[ 2024年5月25日 21:11 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2024年5月25日    東京・両国国技館 )

<夏場所14日目>阿武剋(左)をはたき込みで破る若隆景(撮影・久冨木 修) 
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 十両首位の1敗対決は、西6枚目の若隆景(29=荒汐部屋)が新十両・阿武剋(24=阿武松部屋)を退けて13勝目を挙げた。

 立ち合い鋭く踏み込んで当たり合うと、相手の足がそろったところを逃さず冷静にはたき込んだ。幕内優勝経験のある元関脇は「自分の相撲に集中できている」と、ざんばら髪の新十両を相手に実力の違いを示した。

 これで単独首位となり、あす千秋楽は西12枚目の對馬洋(30=境川部屋)に勝てばその時点で優勝が決まる。敗れた場合は、2敗勢の阿武剋と遠藤(33=追手風部屋)の結果次第で2人または3人による優勝決定戦へもつれ込む。若隆景が敗れた場合でも、2敗勢がともに敗れれば若隆景の優勝となる。「明日も集中して、自分らしい相撲を取りきりたい」と最後まで淡々と話した。

 敗れて首位から一歩後退した阿武剋は「終わってから(取組の映像を)見ると、低すぎでした。自分がミスしたのではたかれた」と敗因を分析。前日は1分半を超える大熱戦の末に元小結・遠藤を破りながらも「相手の形になって待つしかなかった。何もさせてくれなかった。(遠藤が)肘の張り方とかすごくうまくて、勉強になります」と反省の弁を述べていた。この日は「はたきに耐えられなかったので自分が弱かった」と悔しがった。

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