学生横綱・草野がプロ初黒星…幕下付け出しデビュー場所で優勝ならず「いろいろ勉強になった」

[ 2024年5月25日 06:42 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2024年5月24日    両国国技館 )

藤青雲を攻める草野(右)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 昨年の学生横綱で幕下最下位格付け出しの草野(22=伊勢ケ浜部屋)が、元十両・藤青雲(26=藤島部屋)との幕下優勝を懸けた全勝対決に敗れた。

 激しい攻防で押し込む場面もあったが、最後は右四つで両まわしを許して寄り倒された。「(相手が)前にガンガン出てきたので、しのいでしのいでという感じになった。上手をもっと浅く取れていればよかった」と悔やんだ。

 勝てば、幕下付け出しとしては昨年初場所の落合(15枚目格付け出し、現十両・伯桜鵬)以来史上8人目となるデビュー場所7戦全勝優勝だったが、惜しくも届かなかった。「優勝したかったですね」。文徳高の4年先輩に屈し「胸を借りるつもりで、次当たった時は勝ちたい」とリベンジを誓った。

 プロ初黒星を喫するも、デビュー場所6勝1敗という好成績。朝稽古で申し合いを10番以上こなしてから場所入りするなど、プロの生活にも慣れてきた。「いろいろ勉強になった。稽古して来場所頑張りたいです」。尊富士や大の里らに続く学生相撲出身の新たな“怪物”は、この経験を糧にさらなる飛躍を誓った。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年5月25日のニュース