【リーグワン】60メートル独走決勝トライの東京SG・WTB江見「追い付かれなくて良かった」

[ 2024年5月25日 17:03 ]

ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント3位決定戦   東京SG40―33横浜 ( 2024年5月25日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東京SG・横浜>試合終了直前、江見がトライを決めガッツポーズ(撮影・篠原岳夫)
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 昨季と同じ顔合わせとなった3位決定戦は、レギュラーシーズン3位の東京SGが同4位の横浜に逆転勝利を収め、3位でシーズンを終えた。1年前は相手に屈したが、リベンジにも成功。田中澄憲監督は「自分たちのプライド、スピリットがあるので、しっかり見せることにフォーカスした。それが逆転につながった」と振り返った。

 一時は19点を追い掛ける厳しい状況から、殊勲のトライを挙げたのが途中出場のWTB江見翔太だ。後半5分のプロップ小林賢太のトライから反撃開始。セットプレーでのトライを重ねて同35分に追い付くと、終了間際、自陣10メートルライン付近でこぼれ球を拾った江見が、そのまま60メートルを走りきって決勝トライ。「追い付かれなくて良かった」と笑顔で話した。

 14年4月入団の32歳。ラグビー界では珍しい学習院大出身で、学生時代に7人制日本代表に選ばれたことで、当時スカウトだった田中監督の目に留まり、チャンスをつかんだ。今季は南アフリカ代表のWTBコルビが加入し、FB松島、WTB尾崎晟と層の厚いバックスリーにあってベンチスタートも多かったが、「雑草魂じゃないが、ハングリー精神を持って10年間やってきた」と不屈の精神は変わらず。この日は出場時間わずか4分ながら、巡ってきたチャンスをモノにする引きの強さを見せつけた。

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