“本当にレフェリーがいたの?”リーチ・マイケルも驚きのスムーズさ 海外のレフェリングに反響続々

[ 2023年1月22日 20:10 ]

ラグビーリーグワン第5節   BL東京63―25トヨタ ( 2023年1月22日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<BL東京・トヨタ>スムーズに試合を進行させたレフェリーのニック・ベリー氏
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 海外レフェリーがトップレベルの実力を披露した。日本ラグビー協会とリーグワンがオーストラリア協会から招へいしたニック・ベリー氏(38)は的確かつ素早い判断でレフェリング。「テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)」によるビデオ判定は一度もなく、終始スムーズに笛を吹いた。

 日本開催だった19年W杯ではパネルレフェリーだったベリー氏。今回は日本人レフェリーの技術向上や情報交換を最大の目的として来日した。

 この日はインプレーの時間が長く、手際の良い判定で試合進行。両チームから反響の声が続々と上がった。BL東京のSH小川高広(31)は共同主将として「一貫性があって分かりやすかった。ゲームも止まらなかったし、(選手やファンも)楽しい展開になった」と好印象を語り、リーチ・マイケル(34)は「試合の流れがスムーズ。“本当にレフェリーがいたのか?”っていうくらいの試合だった。(反則と判定されても)納得のいく反則。すぐに笛を吹いて説明してくれた」と絶賛した。トヨタのSH福田健太(26)も「判断が早くて、クリア。(判定に)自信を持っていた。選手としても不可解な点はなかった」と振り返った。

 19年W杯では日本開催だったにも関わらず、日本人レフェリーは不在だった。今秋のフランス大会もいない。27、31年を目指し、日本協会とリーグワンが協力して強化、育成を進めている。BL東京のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチは「海外レフェリーを招待して育成を手伝ってもらう方針は良いことだ。それが育成と成長につながれば素晴らしい」と期待した。

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2023年1月22日のニュース