玉正鳳が新十両昇進濃厚　師匠と義兄・玉鷲に感謝「うれしい気持ちを報告したい」

大相撲初場所千秋楽 （ 2023年1月22日    東京・両国国技館 ）

＜大相撲初場所千秋楽＞はたき込みで照強を破った玉正鳳（右）（撮影・西海健太郎）
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　モンゴル出身の東幕下筆頭・玉正鳳（29＝片男波部屋）が十両・照強（28＝伊勢ケ浜部屋）を破って4勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

　3勝1敗で勝ち越しと新十両に王手をかけてから連敗と足踏み。「連敗していたので緊張しかなかったですね」と大一番に臨んだ。立ち合い潜ってきた相手に対し、もろ手突きから引いてはたき込み。「相手が低すぎてびっくりしたので、はたくしか対応がないと思った」と思い切った判断が白星につながった。

　新十両昇進へ大きく前進。「いつも関取と師匠に、感謝の気持ちを教えてもらっていて、それが相撲につながっていると思います」と、師匠の片男波親方（元関脇・玉春日）と兄弟子で義兄にもあたる幕内・玉鷲（38）に感謝。2人に対し「うれしいので、この気持ちを報告したいです」と満面の笑みを見せた。

　新十両昇進が正式に決まれば、29歳11カ月（番付発表時）で外国出身力士としては鬼嵐に次ぐ史上2位の高齢昇進となる。