陵侑 逆転3位で2戦連続表彰台 1回目11位も2回目にヒルサイズ超え「トータルで一番いいジャンプ」

[ 2023年1月22日 04:22 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第15戦 ( 2023年1月21日    札幌市大倉山ジャンプ競技場 ヒルサイズ=HS137メートル )

ガッツポーズで写真に納まる3位の小林陵(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 前日に今季W杯初優勝を飾った北京五輪金メダルの小林陵侑(26=土屋ホーム)は1回目129メートルで11位にとどまったが、2回目に137・5メートルを飛んで、合計276・1点で2戦連続の表彰台となる3位に食い込んだ。葛西紀明(50=土屋ホーム)は予選55位で本戦に進めなかった。

 1回目11位と出遅れた小林陵が2回目に代名詞のビッグジャンプで盛り上げた。追い風の難しい条件の中、ヒルサイズ超えの137・5メートル。1回目上位の2人には及ばなかったが、8人抜きで2日連続の表彰台をゲットした。「1本目は力みがあったが、2本目はスムーズでいい流れだった。(今季)トータルで一番いいジャンプ」と好感触を口にした。

 今季は今回の札幌3連戦を迎えるまで最高位7位と苦戦が続いたが、W杯遠征から一時帰国後、体の状態を整え、札幌で飛躍練習を重ねて復調を図った。全日本の作山コーチは「2本目は無双に近づけるジャンプ。本来の陵侑に戻ってきた」と強調。22日は札幌大会今季ラストとなる個人第16戦に臨む。

続きを表示

2023年1月22日のニュース