相模原 終了間際のトライで劇的ドロー ディレーニーHC「諦めずに戦ってくれた」

[ 2023年1月22日 20:58 ]

ラグビーリーグワン第5節   相模原27―27静岡 ( 2023年1月22日    神奈川・ギオンススタジアム )

<相模原・静岡>相模原は後半40分、ヘンリーのトライで同点に追いつく
Photo By スポニチ

 相模原(旧三菱重工相模原)は「逆転サヨナラ勝ち」は逃したが、粘り強い攻撃で静岡(旧ヤマハ発動機)と引き分けた。

 後半29分にPGを決められ、19―27とされたが、同36分にSOジェームス・シルコック(25)のこの日、5本目のPGで5点差に迫る。直後のラインアウトを起点にした連続攻撃から、同40分にCTBヘンリーブラッキン(34)が密集サイドを突いて左中間にトライを挙げて同点。ラストプレーとなったシルコックの約30メートルのゴールが惜しくも決まらなかった。

 今季4勝目まであと一歩だったが、グレン・ディレーニーヘッドコーチ(HC、49)は「選手は諦めずに戦ってくれました」と明るい表情だった。前半4分、静岡にラインアウトモールを起点にしたトライで先制され、7―7で迎えた同25分にはスクラムから勝ち越しトライを許すなど先手を取られる形が続いた。シルコックは最後のPG以外は、6本のプレースキックを全て成功させ、後半6分には一度逆転。再びリードされても点差を大きく広げさせなかった。「シルコットのおかげで逆転のチャンスが得られた」とSH岩村昂太主将(29)も司令塔を称え「スクラムなどで押される場面がありました」と反省を忘れなかった。

 今季昇格で5試合を終え、3勝1分け1敗で5位と「台風の目」になりつつある。練習の終盤に行うゲーム形式のメニューで鍛えた成果が表れ、ディレーニーHCは「ハードワークができています」と目を細めた。

続きを表示

2023年1月22日のニュース