リオ五輪200メートルバタフライ銀・坂井 200メートル背泳ぎで優勝「バタフライにつながる」

[ 2023年1月22日 04:20 ]

坂井聖人
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 競泳の北島康介杯が21日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル背泳ぎは、16年リオデジャネイロ五輪200メートルバタフライの銀メダリストの坂井聖人(27=セイコー)が1分59秒64で優勝した。男子400メートル自由形は本多灯(21=日大)が3分48秒77で制覇。6年前に記録した自己ベストを9秒以上更新し、前日の本命種目200メートルバタフライに続く2冠を達成した。

 17年を最後に日本代表から遠ざかる坂井が20年北島康介杯以来3年ぶりに表彰台の一番上に立った。男子200メートル背泳ぎ。150メートルのターンは3番手だったが、最後の50メートルで2人を抜いた。前日に行われた本命種目200メートルバタフライは4位に終わったが「確実に体力はついている。バタフライにつながるレースができた」とうなずいた。

 リオ五輪後に両肩を手術。その後は思うようにバタフライが泳げず、背泳ぎ中心のメニューで練習を積む日々を送った。一時は背泳ぎで代表復帰を目指したが、7月に地元福岡で開催される世界選手権に向け、昨年末からバタフライ一本の練習にシフト。背泳ぎで結果の出る意外な展開となったが「今までは背泳ぎに逃げていた部分もある。何としてもバタフライで世界選手権に出たい」と誓った。

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2023年1月22日のニュース