貴景勝「結婚してから初めてだった」 13場所ぶり3度目Vに歓喜「義理の父・北天佑関を超えられた」

[ 2023年1月22日 18:42 ]

大相撲初場所千秋楽 ( 2023年1月22日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所千秋楽>賜杯を受け取る貴景勝(撮影・西海健太郎)
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 大相撲初場所は22日、両国国技館で千秋楽の取組が行われ、今場所番付筆頭の一人大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が11勝3敗で首位に並ぶ前頭13枚目・琴勝峰(23=佐渡ヶ嶽部屋)と結びの一番で直接対決。埼玉栄高“後輩”との相星決戦を制し、20年11月場所以来13場所ぶり3度目の優勝を決めた。

 貴景勝は2年以上遠ざかっていた賜杯を手にし「結婚してから初めての優勝だったので嬉しいです」と第一声。「調整を失敗したりとか(優勝に)星の差1つ足りない場面がすごい多くて悔しい思いもたくさんしたので、今回の優勝で少しは報われました。義理の父親である北天佑関の優勝回数(2回)を超えられたので嬉しいです」と喜んだ。

 埼玉栄高の3学年後輩には勝利後に歩み寄り、相手を気遣うように軽く体に触れた場面には「高校の後輩でしたけど土俵に上がったら力を出し切らないといけない。お互い優勝争いをしていたけど、勝負が終わったらとりあえず今場所は終わり」と“また、来場所はお互い頑張ろう!”といった意味を含んでいたことを匂わせた。

 一人大関としての重圧については「大関という地位は勝たないといけない。辛い時とかもあるけれど、誰もが大関になれるわけではない。みんなに期待してもらっていることは有難いことなので、この重圧を感謝に変えてこの2年間取り組んできました」とコメント。

 今場所を振り返り「相撲というのは一日の勝負ではなくて、15日間の勝負なので。一日一日力を出し切れるような精神が強い人が成績を残せると思うので、いかに気持ちだけは切らさないように土俵に上がりました」と明かした。

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