【都道府県対抗男子駅伝】優勝の長野・上野裕一郎「故郷に貢献出来てよかった」

[ 2023年1月22日 15:51 ]

都道府県対抗男子駅伝 ( 2023年1月22日    広島・平和記念公園前発着 7区間48キロ )

<第28回都道府県対抗男子駅伝>胴上げされる長野のアンカー上野裕一郎(撮影・和田裕司)
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 都道府県対抗男子駅伝は22日、広島・平和記念公園前発着の7区間(48キロ)で行われ、長野が大会新記録の2時間17分10秒で20年に続いて2大会連続9回目の優勝を飾った。2位に終盤追い上げた埼玉、3位に東京が入った。コロナ禍の影響で21年、22年は中止されたため、3年ぶりの開催だった。

 長野のアンカー、上野裕一郎(37=セントポールクラブ)は残り350メートル地点で優勝を確信し、、並走するリポートバイクのカメラにガッツポーズ。ゴールでも何度も拳を突き上げて優勝のゴールテープを切った。

 過去10度出場して5度の優勝経験を持ち、ゴールテープを3度切った7区のスぺシャリスト。現在は立大駅伝監督を務め、選手と一緒に走る練習スタイルで55年ぶりの箱根駅伝出場に導いた指導者だが、今回は1人の“市民ランナー”として臨み、安定したペースを刻んで逃げ切った。

 レース後、上野は「2年間、大会が中止になり、いろんな思いを持った形で挑む大会だった。故郷での出場は6年ぶりの出場になりましたので、故郷に最後の最後まで貢献出来てよかったなと思います。優勝のゴールテープ、こんな幸せなことはない」と笑顔。長野チームについては「高校生が強いですね。僕たちの時とは比べものにならないくらい力をつけている。この子たちが育っていって、また一般区間で走って長野県の勝ちにどんどんつなげていってもらえれば私としてもうれしい」と言い、“指導者”として「メーンは監督業ですので、その合間に市民ランナーとして活動している中、選んでいただいて無事にゴールテープ切れたことで、いろんな方に感謝して今後やっていきたい」と話した。

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