【アメフト】NFL入り目指すアマ横綱・花田、実戦デビューお預けも「もっともっと好きになった」

＜アメフト日米ドリームボウル　全日本選抜vsアイビーリーグ選抜＞花田は応援に来た日体大相撲部だった仲間と記念撮影する　（撮影・西川祐介）
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　アメリカンフットボールの全日本選抜、米国アイビーリーグ選抜による国際親善試合「Dream　Bowl」が22日、国立競技場で行われ、全日本は20―24で敗れた。

　20年アマ横綱でNFL入りを目指す注目のDL花田秀虎（日体大3年）は出場機会がなく実戦デビューはお預けに。本場の同世代選手の強さに衝撃を受けつつ「自分も負けていられない。これから目指すのは凄いところでワクワクしている」と話した。

　アメフトのユニホームを試合で着ること自体初めて。「チームスポーツの勝負の厳しさ、面白さを実感した。もっともっと好きになった」と振り返った。試合後半にはコートを脱いで準備万端をアピールしたが、きっ抗した試合展開もあって出番はなし。「出る想像をしながらスタンバイしていたんですが…」と悔しさをにじませた。

　全日本での活動を経て「半歩前進だけどデカい半歩」と収穫を口にする。主力選手たちの試合に向かう準備やメンタル、発する言葉に学びがあったという。相撲経験を生かしたワン・オン・ワンの強さはピカイチで、ディフェンスラインに限らず「どこのポジションが最適か見つけたい」と意欲的だった。

　今後は、米国の大学への9月編入を視野に練習と語学学習を継続。オフは本場の雰囲気を肌で感じるため渡米する計画もあるという。「挑戦の年なので、より良い環境を求めて頑張りたい」と前向きに語った。