ラグビー神戸　競り負けて優勝戦線から後退　収穫ありもFB山中「勝ちきるところまではいけなかった」

ラグビー・リーグワン第5節   神戸21－25東京ベイ （ 2023年1月21日    江戸川 ）

　東京ベイ―神戸　後半、タックルする神戸・山中（左）＝江戸川区陸上競技場
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　各地で3試合が行われ、神戸は敵地で東京ベイに21―25で敗れた。課題のディフェンスを修正し、終盤に逆転のチャンスもありながら競り負けて2勝3敗となり、優勝戦線から大きく後退した。連覇を目指す埼玉は38―17でBR東京を下して開幕5連勝とし、首位をキープした。

　逆転の機運は高まっていた。後半26分にNo・8クッツェーがトライを奪い、日本代表SO李がキックを成功させて神戸は21―25と今季無敗の東京ベイに迫る。その後も敵陣に攻め込みボールを展開したが、勝負どころでスローフォワードなどのミス。あと一歩が届かず、今季初の2連敗を喫した。

　「神戸らしい試合をできたというのはあるけど、勝ちきるところまではいけなかった」と日本代表FB山中。開幕から課題としたディフェンスを改善し、フランカーのサウマキが神戸デビュー戦でトライを挙げ、今季初先発となったCTBバックマンの奮起もあった。だからこそ白星を手にしたかった。

　5試合を終えて2勝3敗の7位。開幕5連勝で首位を走る埼玉とは勝ち点11差に開いた。ただ、今後への手応えもつかんでおり、山中は「今日の負けは、けっこうポジティブに捉えている」と前を向いた。リーグ制覇という最大目標に向け、立ち止まってはいられない。　（西海　康平）