西岡 4回戦で格上に完敗「どうあがこうと最初の2セットは取れなかった」全豪OP

[ 2023年1月22日 16:31 ]

テニス全豪オープン第7日 ( 2023年1月22日    メルボルン )

ラケットを破壊した西岡良仁(AP)
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 男子シングルス4回戦で、第31シードの西岡良仁(27=ミキハウス)がロシア出身で第18シードのカレン・ハチャノフ(26)に0―6、0―6、6―7でストレート負けした。

 68年のオープン化以降4大大会のこの種目で16強に進出した日本勢は松岡修三、錦織圭に続き史上3人目。松岡、錦織に続く8強入りを目指したが、格上に完敗した。「最初の2セットは何が起きたか分からなかった。僕がどうあがこうと最初の2セットは取れなかったと思う。第3セットの流れはかなり僕寄りになったと思う。よくあの状況からあそこまで持っていけたと思う。正直、よくやったと思います」と振り返った。

 相手サーブの第1セット第1ゲームは2度のジュースにもつれる接戦だった。だが、続く第2ゲームでブレークを許すと、集中力が崩壊。1ゲームも取れずに第1セットを失い、第2セットも2ポイントしか奪えずに落とした。第2セット第4ゲーム後にはラケットをコートにたたきつけて破壊。審判から警告を受けた。第3セットは立て直したが、タイブレークの末に1時間58分でストレート負け。15本のサービスエースを浴び、凡ミスも相手の23回を上回る39回とサーブ、ショットともに精度の差を見せつけられた。

 それでも4大大会のこの種目で日本男子2人目のシード選手として16強入りしたことには価値がある。西岡は「いい勉強になった。シードがついたことで4大大会で勝つ可能性が増えたと実感できた。ここまで来られたことを自信にしたい。グランドスラムで活躍することを視野に入れて1年間ツアーを回れる」と視線を上げた。


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