琴勝峰 千秋楽相星決戦「雰囲気違った」 先輩・貴景勝に敗れ初Vならず「精神力が大事と感じた」

[ 2023年1月22日 18:54 ]

大相撲初場所千秋楽 ( 2023年1月22日    東京・両国国技館 )

<初場所千秋楽>敗れた琴勝峰(左)の体を叩く貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大相撲初場所は22日、両国国技館で千秋楽の取組が行われ、前頭13枚目・琴勝峰(23=佐渡ケ嶽部屋)が首位に並ぶ一人大関・貴景勝(26=常盤山部屋)と結びの一番で対戦。埼玉栄高“先輩”との相星決戦に敗れ、惜しくも初優勝ならず。それでも11勝4敗の好成績を残し、初の敢闘賞を受賞した。

 初日から無傷の5連勝を飾るなど順調に星を伸ばし、14日目を終え11勝3敗で貴景勝と並び首位タイに。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で平幕が千秋楽相星決戦に挑むのは初という“歴史的な”結びの一番を迎えた。

 今場所、この大関戦が初めての三役戦になる琴勝峰は埼玉栄高の3学年先輩にすくい投げで敗れ4敗目。初の賜杯獲得とはならず「内容は思ってた通りにはいかなかったですけど、挑む立場で思い切っていけたので来場所も一番、一番、しっかり自分の相撲が取れるように稽古したいです」とコメント。初の敢闘賞受賞には「うれしいです」と喜んだ。

 さらに「千秋楽の結びということもあって(これまでとは)なかなか雰囲気の違う取組でした」と相星決戦を振り返り、「精神力が凄い大事なんだなと感じた。これから気持ちで負けないようにやっていきたいです」と大一番での“先輩”の気持ちの強さを肌で感じ取った様子だった。

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