京産大が近大の快進撃を止める 関西リーグは大混戦へ

[ 2021年10月17日 13:44 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ   京産大16―12近大 ( 2021年10月17日    大津市・皇子山陸上競技場 )

<京都産業大・近畿大>後半、激しくぶつかる京都産業大・竹下(右)(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 京産大が近大を止めた。前半にセットプレーから早々と失点したものの、風上をうまく生かしてリズムを徐々に取り戻した。PGで3点を返して迎えた前半25分すぎ、SO家村がキック合戦で押し込んだ。22メートル以内に侵入してからのマイボールラインアウトで、お家芸のモールで押してトライ。10―5で折り返すと、風下の後半はロックのソロモネが自陣深くで好タックルを浴びせるなど、守備で耐えた。スクラムで反則を奪えば、FB竹下の右足がPGでゴールをとらえ、小刻みに差を広げて、近大の追撃を振り切った。

 チームは部員にコロナ感染者が出たことで8月からの1カ月間、部活動が休止になり、開幕戦も延期になった。調整が遅れていたが、天理大、同大を破ってリーグに旋風を起こしている近大に初黒星を付けた。摂南大とともに1試合少ないものの、これで開幕2連勝で勝ち点9。2勝1敗の近大は勝ち点9。6連覇を狙う天理大は2勝1敗で勝ち点10。リーグは大混戦の様相を呈してきた。

続きを表示

2021年10月17日のニュース