パラ競泳・鈴木孝幸 200M自由形で銀!「獲れてよかった」4つ目メダル、出場5種目メダルへ残り1

[ 2021年8月30日 17:35 ]

東京パラリンピック第7日 競泳 ( 2021年8月30日    東京アクアティクスセンター )

<男子200メートル自由形 運動機能障がいS4>今大会4個目のメダルとなる銀メダルを獲得した鈴木(撮影・光山 貴大)
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 男子の200メートル自由形(運動機能障がいS4)決勝が30日に行われ、鈴木孝幸(34=ゴールドウイン)が2分55秒15で銀メダルを獲得した。100メートル自由形の金、50メートル平泳ぎと150メートル個人メドレーの銅と合わせて今大会4つ目のメダル。9月2日の50メートル自由形で目標の「出場5種目メダル」達成を狙う。

 午前中の予選では3分3秒47の全体2位で決勝に進出。迎えた決勝は2分55秒15とタイムを伸ばしてメダルをつかんだ。

 鈴木のメダルは通算9個となった。26日の100メートル自由形で今大会日本選手金メダル1号となり、菅義偉首相から電話で祝福を受けるなど、反響の大きさも感じているが、集中力は途切れていない。残りは9月2日の50メートル自由形。目標の「出場5種目メダル」に挑戦する。

 ▼鈴木「とりあえず銀メダルが獲れてよかった。(世界新で金メダルのアミオメル・ダダオンについて)彼の努力も素晴らしいなと思います。100メートルの時点でかなり早かったので、後半は(ダダオンを)考えずに泳いでました。(今大会4つ目メダルに)全種目メダルを目指してきたので、一つの成果だと思います」

 ◇鈴木 孝幸(すずき・たかゆき)1987年(昭62)1月23日生まれ、静岡県浜松市出身の34歳。先天性四肢欠損。6歳から水泳を習い始め、高校から競技を本格化。高3で17歳だった04年アテネ大会でパラ初出場を果たし、200メートルメドレーリレーで銀メダル。08年北京大会で50メートル平泳ぎ金。12年ロンドン大会でもメダルを獲得し、今回で5大会連続出場。

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