中山 ゴン攻め!初披露の大技成功 自己最高2位も「もっと凄い技を練習しようと思う」

[ 2021年8月30日 05:30 ]

スケートボード ストリートリーグ第1戦最終日 ( 2021年8月28日    米ソルトレークシティー )

表彰台でトロフィーを手にする中山(左)(AP)
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 決勝が行われ、女子で東京五輪銅メダルの中山楓奈(16=ムラサキスポーツ)が20・7点の2位で表彰台に乗った。五輪で日本史上最年少の13歳で金メダルに輝いた西矢椛(14=同)は10・6点で7位に終わった。五輪銀メダルのライッサ・レアウ(ブラジル)が21・0点で優勝した。

 五輪銅メダリストの中山が土壇場で底力を発揮した。一発技を争うベストトリックは2、3回目で着地できず、次を失敗すれば5位以下が確定する窮地。重圧のかかる場面だったが「確実に乗れると思っている技をやって乗れなかったら絶対に後悔する」と大会で披露したことのない大技「ノーズブラントスライド」に挑戦。手すりに跳び乗って板の前部と車輪をこすらせながら滑り降り、7・0点を叩き出した。

 上位4人にだけ与えられた追加の試技でも高得点をマーク。優勝のレアウにわずか0・3点差でリーグ自己最高の2位に入り「めっちゃ重い」とトロフィーを手にうれしそう。それでも「やりたい技をやっても1位に届かなかったから、もっと凄い技を練習しようと思う」と貪欲だった。

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2021年8月30日のニュース