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萌寧「リベンジ」逆転で今季7勝目、五輪銀から連続V逸の悪夢払しょく 右足裏激痛耐え難コース攻略

[ 2021年8月30日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース最終日 ( 2021年8月29日    北海道 小樽CC=6695ヤード、パー72 )

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 首位と3打差の4位から出た稲見萌寧(22=都築電気)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算16アンダーで逆転優勝を飾った。5月の中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来3カ月ぶりの今シーズン7勝目、ツアー通算8勝目。銀メダルを獲得した東京五輪後は3戦目で初勝利となった。3週連続優勝を狙った小祝さくら(23=ニトリ)は通算6アンダーで11位だった。

 難コース小樽CCを攻め落とした稲見は「苦手とする難しいコースで勝てたのは良かった」と満足そうに話した。1番で10メートルの長いパットを沈めてバーディー発進。5番は30センチに止まるスーパーショットでやすやすとスコアを伸ばして首位に並び、6番の連続バーディーで頭一つ抜け出した。

 4日間で最も強い風が吹いたが、悪条件下でもスイングのテンポは変わらず、正確なショットを打ち続けた。パーオンを逃したのは1度だけで、この日ベストの67をマークした。

 前夜、右足の裏にできている「血豆、うおのめみたいなもの」が痛みだした。「昨日は歩けないくらい。今日もずっと痛かった」。足を引きずるように歩く場面もあった。それでも「唯一の救いはスイングの時は痛くなかった」と異次元のゴルフを完遂させた。

 3カ月ぶりの優勝だが「自分の中では3カ月より長く感じた」と言う。銀メダルを獲得した東京五輪後はNEC軽井沢72が19位、前週のCATレディースは単独首位で臨んだ最終日に77と崩れて2位。「もう勝てないかもしれないと思った。単独トップで出て逆転負けするとメンタルにくる」と心に傷を負った。悪夢を払しょくする勝利に「リベンジできて良かった」と笑った。

 史上3位の年少記録となる22歳31日でツアー通算8勝に到達した。シーズン7勝はツアー4人目(5度目)の快挙だ。過去の達成者はいずれも賞金女王に輝いているが、賞金ランキング2位につける稲見は「あまり賞金ランキングのことは気にせず、これからも勝ち続けたい」。目標に掲げる2桁勝利、メジャー初制覇を見据えた。

 ≪22歳31日で通算8勝目、ツアー史上3位の年少記録≫稲見はツアー史上3位の年少記録となる22歳31日でツアー8勝に到達した。1位は宮里藍の19歳337日。2位は横峯さくらの21歳305日。

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