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新競技チャレンジを宣言!パラ陸上2冠の佐藤友祈という男…野望を明かす

[ 2021年8月30日 05:30 ]

東京パラリンピック第6日・陸上男子1500メートル ( 2021年8月29日    国立競技場 )

日の丸を掲げる金メダルの佐藤(左)と上与那原(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 東京パラリンピック陸上男子(車いすT52)で、400メートルと1500メートルの2冠に輝いた佐藤友祈(31=モリサワ)。尽きない向上心を持ち、願望として込めるのではなく、宣言することが印象的だ。

 16年リオ大会は、2種目とも「金メダル獲得」を公言しながら、銀に終わった。その後、5年間は「2種目で世界記録を更新しての金メダル獲得を必ず達成する」と何度も宣言。この目標を口にする時は決まって「達成したい」とは一度も言わず、「達成する」と、いつも言い切ってきた。そこには、強い覚悟があったから。「自分で決めたことだから、やり切るしかない。後戻りしたいならすればいいと思うけど、ボクはしないよって」。レース後でのミックス取材、オンライン会見でのコメントはいつも一貫していた。

 佐藤自身、感銘を受けた選手がいる。サッカーJリーグ横浜FCのFW三浦知良。「ずっと好きというか、応援している。今なお、前線で戦っていて、Jリーグが発足した時から盛り上げている第一人者みたいな方。パラでも第一人者はたくさんいると思うけど、この東京パラリンピック以降、パラリンピアン、そして、活躍した選手といったら“佐藤友祈っていたよね”って名前を挙げてもらえるようになっていきたい」。サッカー界のレジェンドを語る姿は、一人のファンとして目を輝かせていた。

 憧れの人は香取慎吾。今大会2種目でメダル授与式にプレゼンターとして登場してくれた。「香取くんのファン。憧れの方から、この記念すべきメダルを受け取ることができたのは幸せ」。思いをかみ締め、セレモニーの余韻に浸った。

 最大のライバル、マーティン(米国)に2種目で敗れた16年リオ大会から5年。東京パラでは一騎打ちを制し、リベンジを果たして2つの輝きを手にした。「競り合って勝ち取った金メダルは価値がある」と胸を張った。だが、もう一つの目標だった世界記録更新には及ばず。「悔しいっす」。本音がこぼれた。

 そして、新たな思いを胸に野望を口にした。「(24年)パリ、(28年)ロサンゼルス、(32年)ブリスベン。その3大会は同じように出場して、金メダルを獲って、世界記録を更新する。他の競技にもチャレンジしたい。これからは、もっとたくさんのスポーツと向き合いながら、パリ、ロサンゼルスとチャレンジする姿勢を見せていきたい」。東京パラに別れを告げ、大きな挑戦が始まった。

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