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パラ競泳・富田宇宙が200M個人メドレー銅メダル!今大会2つ目メダル 応援に感謝「とても幸せ」

[ 2021年8月30日 18:59 ]

東京パラリンピック第7日 競泳 ( 2021年8月30日    東京アクアティクスセンター )

<男子200メートル個人メドレー 視覚障がいSM11>銅メダルを獲得し、ガッツポーズの富田(撮影・光山 貴大)
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 男子の200メートル個人メドレー(視覚障がいSM11)決勝が30日に行われ、富田宇宙(32=日体大大学院)が2分28秒44の自己ベストで銅メダルに輝いた。400メートル自由形の銀に続く今大会2つ目のメダルとなった。4大会連続出場の木村敬一(30=東京ガス)は2分29秒87で5位入賞。

 午前中の予選は全体4位で決勝進出。迎えた決勝は第3泳法の平泳ぎまで6位と苦しい展開だったが、得意のラスト自由形で上位を猛追。最後は順位を3位に押し上げた。

 富田は進行性の病気で視力が衰え、3歳で始めた競泳は高校時代で一区切り。「宇宙のように広い心を持つように」という両親の願いで命名され、名前通りに目指した宇宙飛行士の夢も諦めた。しかし、就職後に取り組み始めた視覚障がい水泳で徐々に力を付け、出場を逃した16年リオデジャネイロ・パラリンピック後にクラス分けが変更されてトップの仲間入り。19年世界選手権では400メートル自由形(視覚障がい11)と100メートルバタフライ(同)で銀メダルを獲得。パラリンピック初出場で初種目となった26日の400メートル自由形では4分31秒69の自己ベストをマークし、銀メダルに輝いた。

 24日の開会式ではパラカヌーの瀬立モニカら国内外の6選手とパラリンピック旗のベアラーを務めた富田。新型コロナ禍で延期となり、1年待った念願の大舞台で輝きを放っている。

 ▼富田「400メートル自由形が終わって、皆さんからたくさんのメッセージをいただいて、東京パラリンピックの持つ意味や力を実感させていただいた。今日のレースはそれに報いたいという気持ちで泳いだ。目標の自己ベストを皆さんのおかげで達成することができて、とても幸せな気持ち。400が専門なので、最後の自由形は自信があった。最後の50メートルに全てを注いだ」

 ◇富田 宇宙(とみた・うちゅう)1989年(平元)2月28日生まれ、熊本県出身の32歳。済々黌高2年時に進行性の網膜色素変性症と診断され、現在は全盲。日大では競技ダンス部に所属し、全日本学生選抜選手権にも出場。就職後に23歳から視覚障がい競泳に取り組み、パラリンピックはリオ大会に続く2度目の挑戦で初出場。1メートル68、62キロ。

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