パナソニックがTL最後の王者 引退・福岡は有終トライ

[ 2021年5月23日 15:01 ]

ラグビー日本選手権兼トップリーグ プレーオフトーナメント決勝   パナソニック31―26サントリー ( 2021年5月23日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<サントリー・パナソニック>前半、トライを決め、パークス(右)に祝福されるパナソニック・福岡(撮影・吉田 剛)
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 ホワイトカンファレンス1位のパナソニックがレッドカンファレンス1位のサントリーを31―26で下し、現行制度最後のTL王者に輝いた。パナソニックは通算5度目の優勝で、サントリー、東芝と並ぶ最多タイに。今年4月に順大医学部に入学したWTB福岡堅樹(28)は、前半30分にトライを挙げ、現役生活に別れを告げた。

 パナソニックが信条の堅守速攻で、現行TL最後のタイトルを獲得した。まずは前半5分、自陣ディフェンスでCTBライリーがインターセプトし、60メートル先のインゴール中央へ先制トライ。その後もリーグ最多得点を誇るサントリーのスコアを許さず、同14分、25分とPGで加点した。そして30分、連続攻撃で敵陣インゴールに迫ると、SO松田からの2人飛ばしのパスを左サイドで受け取った福岡が、左隅に飛び込んだ。

 23―7で折り返した後半は開始直後に1トライを返されたが、9点差以上のリードを保ち続けて終盤へ。残り2分で1トライ1トライを返されたが、最後は5点差を守り切り、歓喜の瞬間を迎えた。

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2021年5月23日のニュース