石井美樹・村上めぐみ組が五輪切符に王手、西堀・溝江組との一戦制す「いろんな思いがあった」

[ 2021年5月23日 13:32 ]

ビーチバレー 東京五輪女子日本代表チーム決定戦最終日 ( 2021年5月23日    東京・ドーム立川立飛 )

<東京五輪女子日本代表チーム決定戦最終日・準決勝>決勝進出を果たした石井(左)村上ペア(C)JVA BEACH
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 準決勝が行われ、国内ランク1位の石井美樹(31=荒井商事/湘南ベルマーレ)同2位の村上めぐみ(35=オーイング)組が、西堀健実(39)溝江明香(30=ともにトヨタ自動車)組を2―0とストレートで下し、決勝に進出した。日本が持つ開催国枠での東京五輪代表に王手。午後2時から、鈴木千代(27=クロス・ヘッド株式会社)坂口由里香(26=大樹グループ)組と激突する。

 第1セットを21―15で奪い、勢いのまま第2セットを21―14で制して勝利。この試合最初の得点を村上のサービスエースで決め、石井も5本のサービスエースをマークするなど積極的に攻めた。

 この2組は、16年リオ五輪で日本の出場枠獲得のため共に戦った仲。アジア4次予選の3位決定戦で中国に敗れ、五輪出場を逃し一緒に悔しさを味わった。この日は、試合を終えるとコート上で抱擁を交わし涙。西堀と溝江からは「絶対に優勝してください」と伝えられたという。石井は「一緒にやってきた思い入れのあるチーム。いろんな思いがあった。健さん(西堀)と明香(溝江)の分まで頑張りたい」と誓った。

 五輪切符まで、あと1勝に迫った。決勝で激突する鈴木と坂口には、今大会初戦となった22日の2回戦でストレート負けを喫しているが「昨日の1試合目とは違う状態でいるので、十分にいける」と村上。敗者復活戦から勝ち上がった勢いで「目の前のことに集中してやっていきたい」と見据えた。

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