プロ16日目の大西、猛チャージ62で4差4位浮上 9歳で渡米、22歳デビュー戦“史上初V”へ

[ 2021年5月23日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ第3日 ( 2021年5月22日    茨城県 取手国際GC 東C=6804ヤード、西C=6531ヤード、共にパー70 )

東コース15番、パーセーブしガッツポーズを見せる大西魁斗(撮影・西尾 大助)
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 大会前にプロ宣言してデビュー戦に臨んだ大西魁斗(22=フリー)が1イーグル、6バーディーの62、通算15アンダーで、17位から4打差4位まで順位を上げた。初日からトップの大槻智春(31=真清創設)は67の通算19アンダーで、2位に3打差をつけ、完全優勝を目指す。

 5月7日にプロ宣言したばかりの大西がリーダーボードの上位に名を連ねた。9番パー5で8メートルを沈めてイーグルとし、前半は30。後半も3バーディーを加えトップと4打差。「風もなく、100ヤード以内とパターが良かった」と喜んだ。

 9歳で渡米し、フロリダ州のIMGアカデミー、南カリフォルニア大で腕を磨いた。UCLAでプレーする丸山茂樹の長男・奨王(しょうおう、20)と一緒に練習することから丸山のアドバイスを受けることもある。日本でのプロを目指して受けた昨年10月の予選会は失敗。主催者推薦で出場にこぎつけた。

 スポンサーはまだゼロ。卒業した大学のシャツ、帽子には企業のロゴはなくアマチュアのウエアだ。ツアーは3試合目。プロデビュー戦での優勝となれば、99年の日本ゴルフツアー機構発足後は初めて。「ここまで来たら優勝したい」と逆転を狙う。

 ◆大西 魁斗(おおにし・かいと)1998年(平10)10月13日生まれ、東京都出身の22歳。5歳でゴルフを始め9歳で渡米。南カリフォルニア大時代には全米プロ覇者コリン・モリカワ(米国)と同じ舞台で争った。2年時オールアメリカン選出。15年日本アマは8強。

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2021年5月23日のニュース