【ケッパレ!東北福祉大・阿部靖彦監督】予選落ちの金谷は悔しさを糧にして…松山も失敗重ね強くなった

[ 2021年5月23日 03:00 ]

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第2日 ( 2021年5月21日    サウスカロライナ州 キアワアイランドリゾート=7876ヤード、パー72 )

(左から)松山と金谷
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 松山は4位に浮上し、金谷は予選落ち。明暗が分かれました。金谷は悔しいでしょうが、こういう経験を積むことが大切です。松山も何度も失敗を重ねて強くなったのです。

 2人はゴルフ部の主将を務めました。ともに「俺のプレー、俺の背中を見てくれ」というタイプです。人に指図したりはしないけど、聞かれたら教える。

 松山は大学に顔を出した時、後輩が質問すれば丁寧に答えています。だから私は部員に「生きた教科書がここにいる。黙って見ていても何の意味もないぞ」と話しています。

 松山自身も学生時代プロの試合に出た時に谷原秀人、宮里優作、池田勇太ら大学の先輩と練習ラウンドをしていろいろ教えてもらいました。その伝統を受け継いでいるのです。

 金谷がマスターズに出場した時にも「オーガスタではこういうアプローチのバリエーションが必要だぞ」と助言していました。今週も一緒に練習ラウンドをしましたし、プレーでも範を示しました。金谷は決勝ラウンドには進めませんでしたが、松山の背中を見て、いろんなことを学んだと思います。

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2021年5月23日のニュース