日立のドカベンだ!チークが初陣でサヨナラ3ラン「チームの一員になれた」

[ 2020年9月5日 18:20 ]

日本女子ソフトボールリーグ1部後半開幕節第1日   日立3―0ホンダ ( 2020年9月5日    神奈川県大和市・大和スタジアム )

<日立・Honda>7回1死一、二塁、サヨナラとなる左越え3点本塁打を放ちおどげたポーズを決めるアビー・チーク(手前)=撮影・河野 光希
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 あいさつ代わりとしては十分過ぎるインパクトを残した。日立の新加入、指名選手のアビー・チーク内野手(23=米国)が7回1死一、二塁から左翼へサヨナラ3ランを放った。厳しい内角の直球を2球ファウル。その後に来た「狙っていた」という同じコースの球を、スタンドインさせた。滞空時間が長い、高い、高い、放物線だった。

 身長1メートル75。名鑑に体重の記載はないが、大和スタジアムの愛称「ドカベン・スタジアム」のモチーフを連想させる打撃力と立派な体格を誇る。米国のプロリーグで昨季、首位打者、9本塁打(2位)、28打点(2位)と打ちまくり、新人王に輝いた。2回の初打席で二塁打を放ち、いきなりその実力を証明していた。

 7回118球、4安打無失点の20歳の坂本実桜に、勝ち星をプレゼントするサヨナラ弾のホームインでは、味方に祝福された。「最後にこういう結果になり、日立の一員になれた実感を持てた」。頼もしいスラッガーだ。

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