柔道全日本選抜は無観客で実施 丸山城志郎VS阿部一二三 実現へ一歩前進

[ 2020年3月6日 17:35 ]

阿部一二三(右)と丸山城志郎
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 全日本柔道連盟は6日、東京都文京区の講道館で新型コロナウイルス感染対策委員会を開き、東京五輪の最終選考会となる4月4、5日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)を無観客で開催することを決めた。同大会の無観客実施は初めて。東京五輪代表は、男女計13階級の代表選手がすでに決定済み。同大会では唯一決定していない男子66キロ級の丸山城志郎(ミキハウス)、阿部一二三(日体大)の直接対決に注目が集まっている。

 会議後に取材に応じた全柔連の中里壮也専務理事は、大会中止の選択肢もあった中で無観客での実施を決めたことについて「大相撲、選抜高校野球も無観客で行われる。(無観客なら)大方の理解は得られると考えた」と説明。その上で「当然、感染防止措置を取る」と話し、選手、スタッフ、役員や係員には検温、アルコール消毒、マスクの着用などを徹底させる方針を示した。

 委員会では同月19日の全日本女子選手権(横浜文化体育館)、29日の全日本選手権(千葉ポートアリーナ)の開催形態なども検討。今後の推移を見守りながら、今月19日に行われる2回目の委員会で改めて検討することになった。

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2020年3月6日のニュース