旗手、男女ペアOK! 夏季五輪開会式新ルール決定 東京五輪から適用

[ 2020年3月6日 05:30 ]

IOC理事会

2008年北京五輪で旗手を務めた福原
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 IOCは4日の理事会で、夏季五輪の開会式の旗手に男女1人ずつをペアで起用できる新ルールを決定した。今年の東京五輪から適用する。これまでは各国・地域1人が旗手を務めることが慣例だったが、男女平等を重視し、今後は1本の旗を男女ペア2人で持つことを推奨する。

 バッハ会長は「東京五輪では女子の参加比率が過去最高の48・8%に達する」とした上で、「全ての国・地域にこの選択肢を利用するように促す」と呼び掛けた。日本の旗手は12年ロンドン五輪はレスリングの吉田沙保里、14年ソチ冬季五輪はカーリングの小笠原歩と女子だったが、16年リオデジャネイロ五輪は陸上の右代啓祐、18年平昌冬季五輪はスキージャンプの葛西紀明と男子が務めた。

 IOCはまた、東京大会以降の夏季五輪で全206の加盟国・地域が少なくとも男女1選手ずつの出場を奨励する方針も決めた。出場資格を満たす選手がいない場合は特別に招待枠を適用する。

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