相手の隙付く新境地V 柔道女子70キロ級・新井千鶴が初五輪へ

[ 2020年2月23日 06:58 ]

柔道グランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会第2日 ( 2020年2月22日    ドイツ・デュッセルドルフ )

女子70キロ級準決勝 フランス選手(下)に一本勝ちした新井千鶴(共同)
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 女子70キロ級の新井千鶴(26=三井住友海上)は昨年5月のGSバクー大会以来、約9カ月ぶりの大会制覇で、今月27日に東京都内で行われる全日本柔道連盟の強化委員会で初めての五輪代表に選出される見通しとなった。

 3連覇の懸かっていた昨夏の世界選手権は、まさかの3回戦負け。11月のGS大阪大会、12月のマスターズ大会も3位止まりだったが、ようやく表彰台の頂点に返り咲き、「凄くシンプルに金メダルがほしいと思って今日一日に臨んだ。必ず自分が(東京五輪代表になる)、という思いで戦えた」と笑みを浮かべた。

 代名詞の内股で鮮やかに一本を決める試合もあれば、思い通りの展開にならずとも、勝ちきる強さを見せる試合もあった。特にベルギー選手との決勝では、延長戦で放った内股がノーポイントに終わったものの、相手が立ち上がろうとした一瞬の隙に大外刈りを仕掛けて技あり。相手は判定に不満顔を隠さなかったものの、毎年変更されるルールやその解釈をしっかり理解していたからこそ奪えたポイント。「日々研究というか、いろんなところにチャンスがある。警戒されて研究されている分、狙っていければいいなと思い、練習からやってきた。それが試合で出せたのはうれしい」と新境地を開拓した。

 4年前は田知本遥との五輪代表争いに敗れ、ライバルはリオで金メダルを獲得した。「4年前、出られなかった悔しさがあるから(現役を)続けてきていると思っている。もう二度と悔しい思いをしたくない」と新井。大舞台への切符を手にし、金メダルへの挑戦が本格的にスタートする。

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