羽生、プログラム変更の理由明かす「自分が目指しているのは…」

[ 2020年2月6日 05:45 ]

練習を終えた羽生結弦はプログラム変更の真意を話す(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート四大陸選手権は6日に韓国・ソウルで開幕する。5日には会場の木洞アイスリンクで公式練習が行われ、4度目の出場で初制覇を目指す男子の羽生結弦(25=ANA)は五輪2連覇を達成した18年平昌大会以来となる実戦用のショートプログラム(SP)曲「バラード第1番」を披露。オリジナルの演目をミスなく演じ、本来の羽生らしさが戻ってきた。男子SPは7日に行われる。

《羽生に聞く》
――プログラム変更の理由は。
 「自分が目指しているスケートは、ただ難しいことをするスケートじゃないと思った。高難易度のものを入れれば入れるほど、やっぱりまだ僕にはスケートの部分がおろそかになってしまったり、曲から1回頭を変えて、曲を1回外して、そのジャンプにセットしにいかないといけないのが嫌だった。それが耐えきれなかったのが大きい」

 ――4回転半ジャンプの完成度は。世界選手権で跳ぶか。
 「跳べなければやっぱり入れることはできない。跳べたら(組み込む)かなと思っている。練習は結構この1カ月間できた」

 ――ソチ、平昌五輪で目標を達成したが、高い実力を保つモチベーションは。
 「五輪が終わった後は4回転半のジャンプをやりたいと思っていた。今シーズンちょっとつらいことがあった。今はフィギュアスケートをしたいと思ってやっている。“強くなりたい”“勝ちたい”ではなくて、自分のフィギュアスケートを競技としてやりたい」

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