紀平 解禁3回転ルッツ決め「いいスタートが切れた」フリーは「自己ベストを目指す」

[ 2020年2月6日 22:15 ]

<フィギュア四大陸選手権第1日>女子SP、演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの四大陸選手権が6日、韓国・ソウルで開幕。男女通じて初の連覇を狙う紀平梨花(17=関大KFSC)は女子ショートプログラムで81.18点をマークし首位に立った。

 昨年11月のNHK杯以降は赤基調の衣装だったが、昨年10月のスケートカナダで着用した青基調の衣装に戻し、演技構成も後半に跳ぶ3回転ループを基礎点の高いルッツにして臨んだ今大会。

 紀平は「結構公式練習より6分間(練習)の時に動きが硬いかなという不安もあった」と語ったが、冒頭の3回転半ジャンプを綺麗に決めると、フリップ―トーループの連続3回転も着氷。最後の3回転ルッツも決め、スピン、ステップもすべて最高評価のレベル4。演技を終えると右手を上げてガッツポーズした。

 連続ジャンプについては「もう少しスピードと流れがあれば良かった」と言いながらも「課題も見つかりましたし、フリーに向けていいスタートが切れたと思います」と前向きに語った。これまで左足のケガで封印していた3回転ルッツに関しても「不安もあったんですけど、しっかり決めることができたので、フリーに向けてしっかり気を引き締めて行きたい」と語った。

 8日に行われるフリーでは、4回転サルコーを組み込むかに注目が集まるが「まだ構成は未定なんです。とりあえずショートプログラムで80点を超えてほっとした」と紀平。それでも18年のNHK杯で記録した自己ベストの154.72点超えに向けて「自己ベストを目指して頑張りたい」と力強く語った。

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