秋田は竿燈の提灯、広島は平和の灯から…パラリンピック聖火リレー、全国でユニーク採火

[ 2020年2月6日 17:00 ]

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は6日、パラリンピック聖火リレーにおける聖火フェスティバルの詳細を発表した。聖火フェスティバルは8月13~17日に競技開催4都県(東京都、埼玉県、千葉県、静岡県)を除く43道府県が、同18~21日に開催4都県が、それぞれ行うもので、採火、聖火ビジット、集火、出立などのイベントで構成されるが、聖火リレーは開催4都県のみで行われる。東京五輪では各自治体が古式泳法などの特殊な聖火リレーで地域色を強くアピールするが、パラリンピックでは全国で700以上の市町村がユニークな採火で独自色を打ち出す形となる。

 宮城県角田市では宇宙センターの燃焼実験で発生した火を火種にする予定。秋田県秋田市では竿燈の提灯から採火する。他にも様々な火種が用意されており、山形市にある宝珠山立石寺の「不滅の法灯」、長野市・善光寺の「不滅の常燈明」、岐阜市の「鵜飼いの篝火(かがりび)」、広島市の平和記念公園で燃え続けている「平和の灯」などバラエティーに富んでいる。また、入院中の障害児らが遠隔操作で太陽光から採火するなど、採火方法でも様々なパターンが見られそうだ。

続きを表示

2020年2月6日のニュース