LA対決はクリッパーズの勝ち レナード30得点 レイカーズの初戦は黒星

[ 2019年10月23日 15:00 ]

レイカーズのレナードをマークするクリッパーズのレナード(AP)
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 ともにロサンゼルスのステイプルズ・センターを本拠にしているレイカーズとクリッパーズが開幕日となった22日に激突。ホーム扱いのクリッパーズが112―102(前半62―54)でレイカーズを退けて2年ぶりに開幕戦で白星を挙げた。

 昨季のファイナルでMVPとなったあと、ラプターズから移籍してきたカワイ・レナード(28)は32分の出場で両軍最多の30得点と6リバウンド、5アシストをマークして勝利に貢献。サンダーから移籍のポール・ジョージ(29)は肩の故障でまだ戦列に加わっていないが、ラプターズを初優勝に導いたレナードは新天地でも存在感の大きさを見せつけた。


 第3Qまでは同点だったが、第4Qに入ってクリッパーズは連続7点を奪ってスパート。先発陣で2ケタ得点を記録したのはレナード1人だったものの、ベンチ勢ではルー・ウィリアムス(32)が21得点、7アシストを稼ぎ、17得点のモントレズ・ハレル(25)を含めて4人全員が2ケタ得点をマークした。


 1970年にバファロー・ブレーブスとして誕生したクリッパーズはファイナルはおろか地区決勝にすら進出したことがないが、レナードとジョージが加入したこともあって、各ブックメーカーのオッズでは優勝候補の筆頭。16回のファイナル制覇を誇るレイカーズとは今季あと3試合が組まれているが、クロスタウン・ライバルの「勢力図」が劇的に変化するシーズンになるのでは?とする見方も出てきている。


 レイカーズのレブロン・ジェームズ(34)は試合を通してポイントガード役を務め、36分の出場で18得点、9リバウンド、8アシストを記録。ペリカンズから移籍のアンソニー・デービス(26)は25得点と10リバウンド、ラプターーズの優勝メンバーだったダニー・グリーン(32)は7本の3点シュートなどで28得点を稼いだが、ベンチスコアでは19―60と圧倒的な差をつけられた。7季ぶりにレイカーズに復帰したセンターのドワイト・ハワード(33)は19分で3得点、6リバウンド。試合の流れを変えるほどの活躍はできなかった。


 レイカーズ第27代の指揮官となったフランク・ボーゲル新監督(46)の初陣は黒星。開幕前からポイントガードの層の薄さを指摘され、その穴をジェームズで埋めようとした開幕戦だったが、レナードが加わったクリッパーズにその起用策は通じなかった。

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