大阪 “天敵”名古屋Dに敗れる 天日HC「日々の生活から見直さないと」

[ 2019年10月23日 22:33 ]

試合後の記者会見に応じる大阪・天日謙作ヘッドコーチ
Photo By スポニチ

 プロバスケットボール男子・Bリーグの第5節が各地で行われ、西地区3位の大阪は同地区2位の名古屋Dに73―79で敗れた。外国籍選手のヘンドリックスとオマラ、副将の長谷川が2桁得点をマークするも、第1クォーター(Q)に背負った20点のビハインドが最後まで響き、昨季6敗を喫した天敵に、またしても屈してしまった。

 第1Qに7―27と大差をつけられ、その後の猛追も及ばず6点差でゲームセット。試合後の会見に現れた天日謙作ヘッドコーチ(HC)の目は、怒りに満ちていた。

 「こんな大量リードを奪われてから追いつきそうで追いつけない試合を僕は何十、何百試合を見てきている。ケツに火が付いてからバシャバシャバシャ…とね。“そんなん、アホか!”と。先週の京都戦と同じような負け方をして、バスケットどうこうというより、日々の生活から見直さないといけない」

 16日の京都戦は屈辱の31点差で完敗。同じ西地区相手に、2週連続で序盤に大量リードを奪われる形で負ければ、シーズン序盤とはいえ、看過できない。指揮官は「初めてロッカールームで選手たちに嫌な言葉を言った。でも、プロ選手として“こんなに出来てないのに、こんなにいろいろしてもらっていいんか”という気持ちを持ってほしいと伝えた」と選手に自覚を促した。

 その言葉に、この日は第1Q終盤からの出場ながらチームトップの19得点をマークした副将の長谷川も「ああいうことをHCに言わせるのは、本来の仕事ではないと思うので、副キャプテンとして悔しい」と猛省しきりだった。

 週末の26、27日には、ホームのおおきにアリーナ舞洲で北海道を迎え撃つ。長谷川は「ただ良い試合をするのではダメ。もう一度、ベテランを中心にチームをまとめ直していきたい」と気合いを入れ直し、天日HCは「必ず(全員が)変わるようにします」と誓った。まだ最序盤なのに、もうエヴェッサは正念場にあった。

続きを表示

2019年10月23日のニュース